人間は学び続けなければならない。学ぶことをやめたら、人間でなくなる
インターネットのみなさんこんにちは。
ポケモントレーナーのきせのんです。
今回は、来たる10月3日から始まるCL横浜に向けて実際にありそうなプレイエラーについてお話ししたいと思います。
ちなみに僕は、抽選に落ちたので休日出勤することになってしまいました…。
はじめに
ポケモンカードの大会でプレイする事で一番大事なことはなんでしょう。
いい構築を組む、理想どおりのプレイを毎試合する、いつもどおりの精神状態を保つ。
いろいろあると思いますが、僕が一番大事なのは、ちゃんとカードのテキストを理解することです。
もちろん自分の使うデッキのテキストを理解することは大事ですが、相手が使用しているデッキのテキストを理解して、正しい試合を進めることが重要だと思っています。
相手が間違った処理をしてしまった時にそれが指摘できなければ、通常の試合であるとはいえず、かつ試合が終わってからそのことに気づいたとしても後の祭りだからです。
だからこそ、正しいプレイができるように環境と呼ばれるデッキの処理で特に迷う(調整の時に聞かれたり、僕が調べたもの)ものをピックアップしてご紹介します。
ここまで読んでくれたみなさんのために、僕の環境感覚をのせておきます。(持ち込みが多そうなもの)
必要ない人は読み飛ばしてください。
Tier1 三神ザシアン 小ズガドーン ムゲンダイナ ルカメタザシアン
Tier2 ピカゼク セキタンザン コンボザシアン ハザードクワガノン
Tier3 マルヤクデ マッドパーティー
という感じでしょうか。
それでは、このデッキタイプでありがちな処理ミスについてお話しします。
三神ザシアン
① アルティメットレイで相手のポケモンを気絶させた際に、山札からエネルギーを貼る前にサイドカードを取ってしまった
サイドを取るのはワザの処理が完了してからです。
サイドレースを進められて、テンションが上がるのは分かりますが、サイドを取ってしまうとワザの処理が終わったことになってしまうので注意しましょう。
② エネルギー付け替えで、ベンチのポケモンについているオーロラエネルギーを付け替えてしまった
実際に愛知CLの配信卓で起こったプレイエラーです。
エネルギー付け替えが使えるのは基本エネルギーだけになるので注意しましょう。
愛知の配信では、別の裁定が下されましたが、
オーロラエネルギー以外に場に基本エネルギーがあった場合、エネルギー付け替えの使用自体は有効になると考えられるため、別の基本エネルギーを付け替えざるを得なくなる可能性があるので注意しましょう。
① 自分のズガドーンが、毒や火傷のダメージで気絶してしまった次のターン、オドリドリGXのたむけのまいで山札を引いてしまった。
毒や火傷のダメージは相手の番ではなく、ポケモンチェックの時に行われます。
ポケモンチェックは自分のターンでも相手のターンでもないため、オドリドリがたむける条件を満たさないため、引けません。
② 自分のサイドが6枚の時、ビーストブリンガーをつけたズガドーンで相手のバトルポケモンのVポケモンを気絶させたので、サイドを追加で一枚多く取ってしまった
ビーストブリンガーの起動条件は自分のサイドが6枚の時に、相手のポケモンのバトル場のGX,EXポケモンを気絶させた時です。
ちなみによく同時採用されるレシリザにつけてバトル場のGXを、気絶させても条件は満たされません。
ビーストブリンガーは、ウルトラビーストがつけていることが最低条件です。
ムゲンダイナ
①自分の場に、ムゲンゾーンが働いているムゲンダイナVmが1匹だけいて、ベンチポケモンが8匹いる時に、ムゲンダイナVmを気絶させられてしまった時に気絶したムゲンダイナVmをトラッシュして、次のバトルポケモンを選択してから、ベンチが5匹になるようにポケモンをトラッシュした。
ムゲンゾーンの効果は、気絶した時に効果が切れます。
そのため、次のバトルポケモンを選択するのは全ての処理が終わった後なので、その前にトラッシュ処理が入ります。
つまり、全ての処理が終了してポケモンチェックに入る時、自分のベンチは1枠空いている状態になります。
この処理は、多分今回のCLで一番多く起こりうる処理ミスだと思うので絶対に覚えておきましょう。
ちなみに、今回の条件でベンチにムゲンダイナVmがいた場合は、ムゲンゾーンは継続されるためベンチをトラッシュする必要はありません。
②ムゲンダイナVのワザ、パワーアクセルで手札のハイド悪エネルギーをつけてしまった。
ハイド悪エネルギーなどの、剣盾環境になってから出てきた特殊エネルギーは全て、ポケモンについている時に限って指定色のエネルギーとしての効果を持ちます。
そうでない時はカード名がなんであれ、どのタイプでもないエネルギーというような扱いを受けます。
そのため、手札では悪エネルギーではないのでパワーアクセルでつけられるカードでは無いため注意しましょう。
また、これと関連して、ネズではハイド悪エネルギーを持ってくることはできますが、デンジでスピード雷エネルギーを持ってくることはできません。
③ デンジャラスドリルで、場のワンダーラビリンスprism starを対象に取り破壊した。
フィールドブロアーが無くなったから始めたプレイヤーが勘違いしやすいエラーだと思います。
プリズムスターのスタジアムは総じて、手札のグッズ、サポートの効果を受けません。
ちなみに効果を受けないだけなので、対象に取ることは可能です。
そのため、グッズそのものは使用できるが、スタジアムはトラッシュせずに処理終了となります。
ピカゼク
① フルドライブを、使用して相手のポケモンを気絶させた時、エネルギーを貼る前にサイドをとってしまった。
三神ザシアンの①でも語ったように、サイドを取るのはワザの処理が終了してからです。注意しましょう。
併せて、三神とは違い、ピカゼクは自分のポケモン1匹にしかエネルギー加速ができないので、注意しましょう。
② カプコケコprismstarのせんじんのまいで、自分のベンチの同じポケモンに2枚ともつけてしまった
カプコケコの効果は、ベンチポケモン二匹を選びそれぞれにつけるです。注意しましょう。
ちなみに、踊っているコケコ自身に付けることも可能です。(その場合は、特性処理が終了後エネルギーはトラッシュされコケコはロストします。)
また、トラッシュにエネルギーが1枚でもあれば使えますが、1枚もないと特性を使うこともできないので注意してください。
③ エレキパワーを1枚使用し、追加効果ありのタッグボルトを使用し、ベンチポケモンに200ダメージを与えた。
エレキパワーの効果が乗るのは、相手のバトルポケモンに与えるワザのダメージだけです。ベンチへの攻撃には乗らないので注意しましょう。
ちなみに、エレキパワーの効果が適用されるポケモンは雷タイプに限定されているため、ワタシラガVでまいあがるを使用しても80ダメージを与えることはできません。
コンボザシアン
① 相手のバトル場にガラルマタドガスの特性が働いている時に、サイドから取ったカードがジラーチpris starだったが、ベンチに出せず手札に加えた。
ジラーチの特性は、説明がややこしいのですが、サイドで発動する特性のため、マタドガスの効果を受けません。(相手の場とは、バトル場とベンチのみを指します)
そのため、ベンチに出して追加のサイドカードを取ることが可能です。
② ジャイアントボムをつけたザシアンが、相手のポケモン(残りHP90)にワザで220のダメージを与えられました。
お互いの効果で、お互いのバトルポケモンが気絶しましたが、先にポケモンを出すのはどちらでしょうか?
上級プレイヤー用ルールガイドには、お互いのポケモンが気絶したなら、先にポケモンを出すのは次のターンプレイヤーからであると記載があります。
そのため今回の場合では、ザシアンを使っているプレイヤーからバトルポケモンを選択します。
よくありそうなルールエラーはこんなところでしょうか…。
ここに書き切れない(時間的な問題ですが)よくある間違いもあります。
大事ことは全てカードに書いてあります。
CLの舞台でポケカをするのはとても緊張するかと思いますが、落ち着いて、カードに書いてあるとおりの処理をすれば大丈夫です。
明日の秋の電車の中では、ぜひデッキに使うカードのテキストの確認と、上級プレイヤー用ルールガイドを一読していただきたいなぁと思うところです。
ここまで読んでくれたあなたに感謝を。
明日は“ゼンリョク”を出し切って悔いのない一日にしてください。
きせのんでした。
PS:デッキリスト登録は、当日朝8:30までです。
寝坊した瞬間ヤバいので寝る前に必ず登録しましょう。
もし明日の朝に気が変わっても、登録デッキは時間内なら何度でも変えられます。
PS2:もしルールで間違ってることがあったら指摘してください。すぐに修正します。
あとわかんない裁定があったらDMでもなんでも聞いてください。起きてたら答えます。